麻雀 神の一打

中級者向けの麻雀解説ブログです

鳴き判断①/お知らせさん(14代目天鳳位)

f:id:ketasatan:20190326001247p:plain

 

 トップ目で南入

 

Q, この手牌で鳴くべき牌はある?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:ketasatan:20190326001202p:plain


A,9mチー! (打2p)

 

6-9m、5-8p、2-5s、南

当然すべて鳴く。

 

下家の親はファン牌を絞っている余裕がない。

 

逆に対面、上家はラス目の親が流れてくれればうれしいので、

ファン牌を絞るという発想はないだろう。

先にファン牌を出してくれることまで想定される。

 

子ども「とりあえずファン牌ほしそうな仕掛けするね!」

他の子ども「放銃は嫌だけど、ラス目の親はとりあえず流したいから、ファン牌パスするお」

親「うざ!」

 

という会話すら聞こえてくる。

 

鳴く本人の思考としては

①ファン牌が絞られる状況じゃない

②点棒状況にも余裕があり、どっかにマンガン放銃してもトップ目のまま変わらない

③ほかの形が両面両面で優秀

(特に②と③の要素がでかい)

 

これがすべて満たされているからこそ、

すこしヤンチャに9mから仕掛てもいいのだ。

 

そして、小林剛プロも言っていたような、言っていなかったようなだが、

 

早いアガリは相手の大物手を潰す

 

たった1000点の手だが、

トップにかなり近づくこと、相手の大物手を潰せること、

様々なメリットがある。

 

1000点のアガリは局面によって、その価値以上にでかい上がるとなる。

 

お知らせさんのように高速で9mを

 

チーーー! と言えるように

 

普段から発生の準備をしておこう。

 

(牌譜)

http://tenhou.net/3/?log=2018070221gm-00a9-0000-f294a0c3&tw=3